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自分にストイックになれる山登り
美しい景色を見ると最高の気分です

子育て安心住宅 渡邊泰典さん

仲間と登る喜び、達成感

――工務店にお勤めの渡邊さんは、30歳のころから12年、登山という趣味を続けられているとのことですが、始めたきっかけは何ですか

渡邊:  友達と行ったキャンプに行ったことがきっかけで、自然に触れ合う機会っていいなと思うようになりました。キャンプをしながら、そのうち山歩きを始めるようになりました。

――趣味のどこが特に楽しいですか

渡邊:  仲間と一緒に山を登るためにトレーニングを積み重ねて、山を登頂できた時は達成感があります。
仲間と一緒にひとつの山を目指すというのは楽しいです。登るまでの過程が楽しいので、頂上にいるのは10分くらいで、休憩程度の時間しかいません。普通のハイカーが行かないような道を登るのが特に好きです。また、大型連休のときは山の中でテントを張って、何泊もしながら移動することもあります。

別世界、山で見る緑と下界で見る緑は違う

――どういう人に山登りをおすすめしたいですか

渡邊:  休みの日にあまりやることがなくて退屈しているのであれば、外に出てるといいかなと思います。最初はあまりきついと嫌になるの手軽に登れる山から始めるのがおすすめです。ロープウェーで2000メートル以上のところまで行ける山もたくさんあります。休みの日にきれいな景色をみるだけでもすごくいい気持ちになって帰ってこられると思います。山で見る緑の色と、下界で見る緑の色は違うし、別世界のようです。ぜひ日本アルプスに登ってみてください。

――山登りで大変なことや注意することはありますか

渡邊:  最悪な自体を考えて対処することが大事です。何があるかわからないので、救急道具は必ずもっていってください。同じ登山チームの人が骨折して応急処置をすることも過去にありました。応急救護とかの知識もあったほうがいいと思います。僕は日本赤十字社の研修に出て応急処置を習いました。命にかかわることもあるため、初心者がいる時は命綱をつけて登ります。

――どれくらいのお金がかかりますか?

渡邊:  お金は果てしなくかかります。最初は山登りのグッズやリュックを揃える程度ですが、色々な山を登れるようになると、どんどんやりたいことも増え、欲しいものも増えてきて、きりがないです。機能性やアイテムにもよりますが、ウェアであればTHE NORTH FACEというブランドがおすすめです。

山登りで、心と身体を鍛える

子育て安心住宅 渡邊泰典さん――趣味が仕事に活きたことはありますか

渡邊:  山登りではミスをすると大変なことになってしまいます。そのため、自分の行動にストイックになりました。自分の行動を何度も確認し、自問自答をしながら仕事もしています。

――趣味と家族の時間と仕事のバランスはとれていますか

渡邊:  すべて均等にバランスをとるのはなかなかできないません。昔スポーツ用品店に勤めていた頃は五分五分でしたが、今は仕事8割、家での時間1割、趣味の時間が1割くらいです。
仕事が忙しくなると計画を立てれず、行けない時期があることはあります。それでも趣味をやめたいと思ったことはありません。1〜2ヶ月山に登らないと、体力の低下を感じます。

――山登りはいつまで続けていきたいですか

渡邊:  足腰が丈夫なうちはやっていきたいと思います。山登りをすることで、体が強くなっていきます。逆に1〜2ヶ月山に登らないと体力の低下を感じますが、定期的に活動している人は70歳になっても元気に山を登っています。すごいバイタリティだと思います。不整地を歩くことで細かい筋肉も鍛えられます。それによって歩くのが楽になることもあります。あと、クライミングの練習をすると山登りの歩きもすごく楽になります。
山は最高です。一緒に山登りに行きましょう!


[2017年4月25日]
取材/鈴木瑛里香 構成/松阪美歩インタビュージェーピー 鈴木鈴木瑛里香

※「週末は山登りで自然を満喫するビジネスパーソンが、なんとなくカッコイイ」という記事で、山登りの趣味の始め方について紹介しています。インタビューを読んで興味をもたれた方は、ぜひご覧ください。