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波の下の世界を散歩し、魚と戯れるスキューバダイビングでビジネスのストレスを発散

波の下の世界を散歩し、魚と戯れるスキューバダイビングでビジネスのストレスを発散

スキューバダイビング!
それは、酸素ボンベを背負って海の中に潜り、水中を散歩するマリンレジャーです。
キラキラと輝く海面の下に広がる世界を、ちょっと想像してみてください。
色とりどりの魚たちや、ウミガメ、マンタ、ジンベイザメといった大型の生物との出会い。
魚たちと一緒に泳ぐ浮遊感は、まるで俗世を離れて、別世界にいるような特別な感覚です。
海の中には、地上では決して経験することがないふしぎな世界が広がっています。
海面を通して降り注ぐまばゆい太陽の光に照らされ、海と身体が一体になっていくような感覚は、日常の仕事の疲れやストレスを吹き飛ばしてくれるでしょう。
あなたもそんな体験にあこがれませんか?
工務店にお勤めの新谷さんもハマったスキューバダイビングは、ビジネスパーソンにぴったりの趣味です。

スキューバダイビングとは

人間は、太古の昔から、漁をするために素潜りをしてきました。
機械を用いたダイビングは、1788年に潜水具に空気を送るポンプが発明されたのが始まりとされますが、レジャーとなったのは、1943年にフランス海軍の技術仕官たちが発明した潜水装置が、始まりと言われています。
スキューバ(SCUBA)というのはSelf Contained Underwater Breathing Apparatus の頭文字で、日本語にするとちょっと難しい、「自給式水中呼吸装置」という意味です。
この空気の詰まったタンクがあるおかげで、呼吸を確保することができ、海中散歩を楽しめるのがスキューバダイビングです。
川や湖にも潜ることができますが、日本では、海が主なフィールドになります。
年齢や経験に関係なく始めることができ、生涯スポーツとしても楽しまれています。
泳ぎが苦手な人でも、スキルを身につければ自由に海中で動けるようになります。

スキューバダイビングのはじめかた

ダイビングは決して難しいレジャーではありません。運動が苦手でも、コツコツ努力をすれば上達していきます。体験ダイビングであれば、泳げなくても参加可能です。
ライセンスを取得することも難しくはありません。
ただし、近年では自己管理の重要性が見直されています。自分の安全を確保できるスキルが身に付いていないと、ライセンスを取得できないこともあります。

レジャーとして行うスキューバダイビングには、水深40〜100m程度までを潜行する「テクニカルダイビング」と、30〜40mを潜行する「レクリエーショナルダイビング」があります。
ダイビングには、ライセンスというものがあります。
でも、ライセンスがなければ潜れないわけではありません。それが体験ダイビングです。
体験ダイビングで潜ることができるのは、最大水深12mほどです(ショップ等によって異なることがあります)が、初めてダイビングする人にとっては、それでも十分楽しめます。
ライセンスを取得すれば、もっと深く自由に潜ることもできます。
このライセンスは、いわゆるCカードといわれるものです。
ライセンス取得後はダイバーとして経験を積んでいき、習熟度が上がるほど世界が広がっていきます。
まずは体験ダイビングから始めて、ライセンスの取得までが第一段階というわけです。

体験ダイビングから始めよう

はじめから講習を受けてライセンスを目指すこともできますが、まずは体験ダイビングでお気軽に楽しんでみて、ライセンスを取るかどうか決めるのもいいでしょう。
ライセンスが必要ない「体験ダイビング」は、あらかじめ呼吸や耳抜きなどの基本的な技術レッスンを受けてからスタートします。インストラクターから手取り足取り、マンツーマンのサポートを受けながらお気軽に潜ります。
インストラクターは各個人のレベルに合わせてくれるので、未経験者でも安心して参加できます。
機材もレンタルできるので費用も抑えることができ、初心者にはオススメです。
潜るポイント(場所)は、初心者が安全性を確保できるように水深12メートル程度(ショップにより異なります)の比較的浅い場所に限られます。
沖縄など、地域によって浅いポイントでもきれいな魚がたくさん泳いでいますので、十分楽しむことができます。
もちろんインストラクターが常に近くにいてくれるので、安心です。

ライセンスをとって、さらにディープな世界へ

インストラクターが手取り足取りサポートをしてくれる体験ダイビングは、気軽に楽しむことができますが、やはり自由度に限界があります。
これに対して、「ファンダイビング」では、深く潜ったり、海底探検をしたり、自由度が高く、海中で様々な行動を楽しめます。
ただし、ファンダイビングを楽しむためには、講習を受けて、知識やスキルを身に付けた人に発行される認定証(Cカード)を取得しなければなりません。ライセンスと呼ばれることも多いですね。
Cカードを取得するには、ダイビング指導団体の講習を受ける必要があります。学科やプール実習などの講習を受け、技術を認定されると取得できます。
Cカードは民間のダイビング指導団体が発行しているもので、国が認める免許証というわけではありません。ただし、全世界で同じように効力があり、日本で講習を受ければ海外でもダイビングできます。
認定団体によりランク別にわかれており、ダイビング指導団体が直接、もしくはフランチャイズ店舗で実施する技能講習を受け、修了すると、ステップアップすることも可能です。ランクが上のカードを持っていると、それ相応の技量や経験の証明になり、潜れる海の幅も広がります。

スキューバダイビングに必要なアイテム

人間は、魚のように長時間、水中で活動できません。
スキューバダイビングでは、特殊な器材を使って安全に水の中で過ごします。
景色を見るため、水中を移動するため、水中で呼吸するための器材を装着します。
器材は初めから器材を購入する必要はありません。ダイビングショップに行けば、器材をレンタルしており、まずはレンタルで十分です。決してあせって揃える必要はありません。
ただし、器材はやはり自分に合ったものが一番です。
これは何のレジャーでも言えるようなことですが、ダイビングの場合は、自分に合ったものを身に着けていることで、メンタル的に安心できるという面があります。
なんらかの瞬間に違和感を感じ、不安から呼吸が不安定になるかもしれないことを考えると、自分に合った器材がベストなのです。

  • 保護スーツ: ダイバーの保護・保温を目的に、ドライスーツ・ウェットスーツ・ドライフードなど水温に合わせて装着します。
  • マスク: 海の中を観察するための水中メガネです。顔にフィットし、視野が広くとれるマスクものをお勧めします。
  • レギュレーター: タンクに充填された高圧の呼吸ガスを呼吸に適した圧力まで減圧する装置です。水深にかかわらず、自然に呼吸するために必要なものです。
  • BCD: ジャケット型の浮力調整装置で、空気を出し入れすることで、水の中での移動がスムースに行えるようにする器材です。
  • マリングローブ、マリンブーツ: 海の中にはゴツゴツした岩やウニ、貝など、尖ったものがたくさんあり、素手ではケガをする原因になります。これらの装備によって防止します。
  • ダイブコンピューター: 水深・水温・最大水深・潜水時間といったダイビング中のデータをリアルタイムで計測するコンピュータです。
  • フィン: スキューバダイビングでは上記のように様々な重い器材を身につけて泳ぐことになります。フィンがあれば、効率的に水中を移動できます。
  • シュノーケル: 水面を泳いで移動する時や、水面に浮かんで休憩する時に使います。最初は浅瀬でシュノーケリングを練習してからはじめる場合が多いので、あると便利です。

ダイビング未経験者のためのQ&A

どのくらいの時間、潜るのか

1回のダイビングで潜る時間は、水深などにもよりますが、大体40分ほどです。呼吸が荒い人の場合、空気が早めに無くなることもあります。
潜れる時間は、水深と関係があります。深い場所に潜ると短くなり、浅い場所なら長めに潜っていられます。
タンク内の空気の量には限界があり、長く潜りすぎると、潜水病のリスクがあります。
空気がなくなるかもしれないようなダイビングを計画することはありません。

どのくらい深くまで潜るのか

潜る水深については、潜水場所や、ダイバーの経験とスキルに応じて、インストラクターが決めます。体験ダイビングなら3~8mくらい、ファンダイビングなら5~30mなどです。

潜るときは一人なのか

体験ダイビングでは、つねにインストラクターが近くにいますので、心配はありません。Cカード所持者の場合は、インストラクターの引率はありませんが、ダイビングは、2人一組か、それ以上の人数のチームで潜るのが原則になっています。多くの場合、インストラクターにガイドをしてもらうことになります。

波の下の世界を散歩し、魚と戯れるスキューバダイビングでビジネスのストレスを発散 まとめ

いかがでしたか。
水の中の世界を満喫してみたい!と思った方は、ぜひスキューバダイビングを体験してみてください。
ダイビングのインストラクターやガイドの皆さんは、プロフェッショナルとして、私たちを楽しませてくれるよう全力を尽くしてくれます。
また、ダイビングをともにする仲間は、初対面でも仲良くなれますので、一人で参加しても心細い思いはしません。むしろ共通の趣味をもつ、良い友達ができるでしょう。