会社員として働きながら、趣味も充実させている人の紹介メディア

「仕事が趣味」のあなたへ

社会には、「仕事が趣味」と言いきる人がたくさんいます。
趣味が仕事と一致していれば一石二鳥と思ってしまいがちですが、本当にそれでいいのでしょうか。そもそも、趣味とは何のためにあるのでしょうか。

「サザエさん症候群」とは無縁の人がいます

学校を卒業して就職し、キラキラと輝いていた新卒時代も、毎日の忙しさやトラブルなどにもまれるうちに、だんだんとその光を失い、1年後にはまったく覇気がなくなってしまう…そんな状態に陥ってしまう人は多くいると思います。
ひところ、「サザエさん症候群」ということが言われたこともありました。日曜日の夕方に始まる「サザエさん」を見てしまうと、明日からまた仕事かと思って憂うつな気分になるというものです。
ところが、そんなこととは無縁の人がいます。
会社に入って仕事を続けているうちに、その面白さに目覚めてしまい、毎日が充実。1年経っても、5年経っても、仕事が楽しくてしょうがないという人です。
こんな人にとっては、日曜の夕方に憂うつになる人の気持ちなど想像もできません。逆に、「明日からまたがんばるぞ!」とワクワクしてしまうのでしょう。
こんな人が言う言葉が、「仕事が趣味」です。

仕事が趣味の人は、必要があればもちろん休日出勤もいといません。出勤しなくても、休日は「自己投資の日」と決めてビジネス本を読み漁ったり、セミナーに参加したりしています。いわば、いつでも仕事をしている状態です。
専門職の人には、とくにこうした傾向が強くあると言われています。もともとがその分野が好きでその職業についたのですから、それをさらに極めたいという願望や勉強意欲があるのでしょう。
また、そのようにして24時間365日仕事をしている自分に強い誇りをもっているのが、仕事に役立つ趣味をもつ人を超える、「仕事が趣味」の人です。仕事以外に時間を費やすようなことは考えたこともないという人です。

趣味が実益をかねることは理想的な状態だと言われますが、趣味が仕事なら仕事がうまくいくことで自己実現できて一石二鳥のように思えます。それでいいのでしょうか。

仕事がうまくいかなくなった時も楽しめるかどうか

ひとつの試金石は、どんなときでも仕事を楽しめるか?ということです。
仕事がうまくいっている人にとっては、だからこそ仕事が一番楽しいと思うのは自然なことです。
自分が成長できているという感覚が、会社に貢献できている実感に裏打ちされて、会社の成長を自分の成長と重ねることもできます。
そんな人にとって、仕事以外での楽しみを見つけることなど思いもよらぬことかもしれませんね。

ところが、仕事はつねにうまくいくとは限りません。
会社員は仕事を自由に選ぶことはできませんから、部署移動や役割変更など、ちょっとしたきっかけでうまく仕事をこなせなくなる日が来るかもしれません。
もし、仕事がうまくいかなくなってしまったら、それまでのすべてが裏返しになり、大きな責任感がのしかかり、上司の期待に応えられない罪悪感に悩まされるようになるかもしれません。休日出勤や深夜残業も続いて、体調を壊したり睡眠不足に陥ってしまったらどうでしょうか。もはや、仕事は「楽しい」ものではなく、「苦しい」ものになってしまうかもしれません。

このようにストレスが蓄積することで、ひどい場合にはメンタル不全に陥ってしまう人もいます。
その直接の原因は仕事でのストレスだと思うかもしれませんが、本当の理由は少し違います。
仕事が趣味である人にとっては、その仕事がストレスに変わってしまうと、もはやストレスを解消する手段がなくなってしまうのです。もし、休日に打ち込んでいるような趣味があれば、仕事でのストレスをうまく解消できたかもしれません。
仕事が楽しいものではなくなってしまった途端に、逃げ場が失われてしまったということになります。

もし仕事がうまくいかなくなっても、それを乗り越えることを考える人にとっては、趣味は仕事であり続けられるかもしれません。
仕事がつまらないと感じる人の多くは、つねに受け身の姿勢で、上司から言われたことをやり続けるため、現実と理想のギャップを感じていると言われます。
そのように仕事をネガティブなものとしてとらえるのではなく、自分自身の力で切り開くことができる、どんな苦境も乗り越えられるという強い信念をもった人であれば、仕事は趣味と言いきることができるでしょう。

それでも趣味は別に要らないと思うあなたへ

仕事が趣味とまではいかなくても、何も趣味はないという人はたくさんいるでしょう。
帰宅が毎晩遅く平日は寝不足気味なので、「寝るのが趣味」という人もいます。
時間を気にすることなく布団でぐずぐずできるのは、たしかに他に代えがたいぜいたくと言えるかもしれません。
ところが、浅い眠りをとっているだけの時間というのは、結局仕事のことばかり考える結果になることがあります。他に趣味がないのですから、思い出すのは仕事のことばかり。そんな状態が続くと、いつのまにか仕事に対するネガティブな感情が蓄積されてしまうかもしれません。どんな趣味でも、凝り性すぎるのは考えものです。

「仕事と趣味…どうしたら両立させられる?」という記事にも書きましたが、サラリーマンにとって、休日は生活のオンとオフを切り替えるための日でもあります。何もせずに寝て過ごすということは、その切り替えをしないまま月曜日を迎えてしまうということになるのです。
何か熱中できるものや好きなことを見つけることで、頭のオン/オフを切り替え、メリハリをつけましょう。
メリハリをつけることには、仕事の生産性が上げる効果もありますが、それだけではありません。例えば、楽器やスポーツなどが趣味の人は、「どうやったらうまくなれるか」などと考えて、様々な練習方法を試すことでしょう。自分に足りないのは何かを考え、調べて、試してみることで成長していく。こうした姿勢によって、いつのまにか積極的な人間になることができるのです。もちろん、そのことが仕事をする上でプラスになることは、言うまでもないでしょう。
モチベーション高く仕事をこなしていくためにも、趣味を持つことは大切なのです。