【女性編】「趣味は○○です」と聞いて好印象になるものランキングというアンケート調査結果で、1位に輝いた趣味は「料理」でした(なんと56.8%)。
「生活力があるなと思うから」「一緒に料理してみたい」「料理は生活の基本、特に男性で料理ができると心強い」などなど、女性にモテたいなら、料理という趣味は大きな武器になりそうです。
もし今これといった趣味がないというのでしたら、趣味としての料理をぜひおすすめしたいと思います。
人間は何かものを作ることに喜びを感じる生き物です。工作が好きな人はDIYを趣味に、芸術的なものが好きな人はアートを趣味にするでしょう。「食」は、さらに多くの人が関心をもち、生きていく上で重要なものですから、料理はサラリーマンの趣味としても最適なのです。
ほとんどの趣味は、多かれ少なかれお金がお金がかかるものですが、料理にはお金がかかりません。もちろん食材にはお金はかかりますが、食費ですから、もともとかかるものと考えれば、趣味としてのお金はかからないのです。
むしろ、外食ばかりしている人は、自分で料理をすることによって、最低でも半分以上の食費を削ることができるでしょう。
外食で食費を抑えるとしたら、牛丼にするとか、値下げ後の弁当を買うなどといったことが考えられますが、それでも1食500円くらいはかかると思います。でも、自分で料理するなら、1食50円以下で作れるメニューもあります。
テレビを見ていると、食にかかわる番組が非常に多いことがわかります。
料理は人間共通の関心事なのです。
料理を作れるようになれば、コミュニケーションの幅が広がり、人を喜ばせることもできます。
友達や恋人に料理をふるまったり、時にはご両親に料理をつくってあげるのもいいでしょう。人のために作る料理が楽しいものはありません。
料理をしているとき、人は一心不乱に取り組んでいます。野菜の皮をむいたり、刻んだり、肉のスジを叩いたり、魚の小骨を抜いたり……そんな細かな作業を黙々としている間は、本当に無心そのものです。このため、非常に良い気分転換になります。悩みごとや心配ごとがあっても、料理をしている間は夢中になれるのです。
ひとつの料理をする時間は、もちろんメニューによりますが、おおむね30分から1時間といったところでしょう。この時間が、脳の疲労を和らげるという意味においてはかなり良い気分転換になるのです。
料理は「作るもの」ですから、想像力と創造力を鍛えることになりまうs。
既存のレシピ本を見ながら作った料理も、2回目に作るときには、自分の好みに合わせてちょっと味付けや食材を変えるということをするでしょう。
また、料理では段取りが非常に重要です。
例えばおかずを作り始める前にご飯を炊いたり、椎茸を水で戻している間に野菜の皮をむく、というように、材料をそろえる順番次第で短時間で効率よく調理できるのです。鍋に入れる食材の順番によって火の通りムラが変わるといった知識も身につきます。
無駄な時間なく、火を入れすぎず、複数の作業を同時並行でこなすという全体プロセスを把握し、各プロセスに要する時間を予測し、作業手順を決める。こうした段取りの良さがいい結果につながるのは、仕事も同じです。
料理がうまい人は仕事もできる人だと言われますが、それにはこんなわけがあるのです。
生まれてから料理を一度もしたことがないという人はあまりいないかもしれませんが、あまりしない人は結構多いと思います。
料理をするのに必要な前提知識はとてもたくさんあります。知らないとうまくいかないこともありますので、いろいろな料理を実際に作り、失敗しながら覚えていきましょう。
何を作ればいいのか分からない場合は、まず、ハンバーグ、カレー、とんかつ、しょうが焼きといった定番の料理を作ってみることをお勧めします。これらは調理の過程も少なく、よほどの失敗をしない限りおいしくできると思いますし、誰にでも食べられるものですから、作れるようになっておいたほうがいいでしょう。
定番のメニューに慣れたら、次に何を作るか、今までに食べたことがあるおいしいものから、実際に作って食べてみたいものを妄想してみましょう。
初心者おすすめ料理ジャンル【難易度易しい順】
野菜を洗って切って盛りつけるだけですが、これも立派な料理です。
レタスなど葉ものを洗って並べて、ミニトマトやきゅうり、トウモロコシの缶詰などを混ぜればシンプルなサラダができます。アレンジとしては、たとえば、アボガド、ボイルエビ、シーチキンなどを加えていってはどうでしょうか。あまり混ぜすぎず、全体の味を考えながら盛り付けてみましょう。マカロニサラダやポテトサラダなども簡単にできるでしょう。
炒めものは、王道の調理方法のひとつです。
食材を焼く時の音、臭い、自分の動きなども含めて、料理をしている!と実感できます。
肉と野菜を炒めるだけで立派な料理のできあがりです。味付けは塩コショウ、醤油、ソースなど、シンプルな調味料だけでもいいですし、市販の焼き肉のタレなどでもいいでしょう。スーパーに行くと、「○○○の素」という味付け用のパッケージがたくさんあります。必要な具材、調理方法は書いてありますので、その通りにして、その味付け調味料を入れれば完成です。
ゆで卵は誰でも食べたことがありますよね。ゆでるのも代表的な調理方法です。
たとえばほうれん草なら、ゆでるだけでたべられます。野菜の下処理、スパゲティなどの麺類など、ゆでるという調理方法は非常に頻繁に使います。
炒めるのとはどこが違うの?と思われるかもしれません。具材をあまり動かさずに熱し続ける調理方法です。
フライパンで肉を炒めるのはそんなに難しいことではありませんが、厚めの肉をしっかりと火が通るように焼くのは、生っぽくなったり、焦げてしまったり、失敗する可能性がありmす。
蒸すのも調理の基本ですが、少しハードルが高いかもしれません。
料理によっては、下ごしらえとして蒸すという調理工程が入るものがあります(その逆もあります)。
に手を出していくのもありだと思います。
最近ではインターネットの普及により、本格的な料理のレシピが簡単に手に入るようになりました。
日本料理だけではなく、他の地域の料理をレパートリーに加えることで、より多彩な料理スキルを身につけることができます。
これらのレシピサイトでは、簡単にできる定番の料理から、丁寧に仕上げる本格的な料理まで、様々な難易度の料理が紹介されています。
和風、洋風、中華など、ジャンルによって利用する食材や調味料が大きく異なるのも料理の面白い要素です。
いかがですか?
今日からでもすぐ始められる趣味として、料理が最適であることがおわかりいただけたかと思います。
最後に、料理を趣味にする心構えについて紹介しますね。
料理はお金がかからないと書きましたが、初心者のあなたは、安上がりな節約メニューにチャレンジするにはまだ早いと言えます。
最初のうちは、お弁当を買うのとたいして変わらない費用がかかると思っておきましょう。はじめから節約ばかり気にしていると、まともな調理法も食材の使い方も覚えられないかもしれません。
創造力が発揮できると書きましたが、これも初心者のあなたにはまだ早いです。段取り、タイミング、調味料、火加減の基礎知識がなければ応用のしようがありません。
初心者のあなたに必要なのは、レシピの手順を正確に再現するための計量カップ、計量スプーンです。
そしてレシピの時間もきちんと守ること。
醤油・味醂・酒・砂糖の割合、鍋に入れる野菜の順番など、ほとんどの料理はパターンが決まっているものです。
そのパターンをおぼえて、段取りよくこなしていくのです。パターンを覚えれば、応用も考えやすくなります。
「面倒くさい」というのは、料理という趣味の最大の難関だと言えます。
料理を面倒だと思ってしまうのは、食べた後の後片づけが面倒に思ってしまうからでもあります。
しかし、作っている間の待ち時間に道具を次々に洗っておく習慣をつけておけば、後片付けは最小限の手間ですみます。
また、夜中に「お腹がすいたな」と思ったとき、着替えてコンビニに走るよりも、冷蔵庫に入っている材料で何かをささっと作れたら、そちらのほうが絶対にラクです。簡単な料理なら5分もあれば作れます。
レシピ通りにと書きましたが、めちゃくちゃな創作料理でも、人に食べさせるのでなければ、作りたい放題に楽しめるのが料理です。
挑戦的な味付けや奇抜な料理など、適当な料理を作りたい放題です。失敗することも数多いと思いますが、誰もが必ず通る道です。失敗を重ねることで、料理の腕も上がります。
料理を作ったら、自分だけで黙々と食べるのではなく、なるべく誰かに食べてもらうことを考えましょう。
友達や恋人など、ちゃんと作ればたいていは「おいしい」と褒めてくれるものです。その言葉が、料理を続けるための大きなモチベーションになります。